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コラム

次回予告

次回第111回コラムは、広島大学病院血液内科 特任教授 進藤 岳郎 先生です。5月初旬配信予定です。どうぞお楽しみに。

第45回 齋藤 滋 富山大学 産科婦人科 教授

HTLV-1 母子感染予防対策マニュアルの改定についてのお知らせ 2010年にHTLV-1の母子感染予防に関する厚生労働科学研究費補助金・特別研究事業(研究代表者:齋藤 滋)より、母子感染予防対策マニュアルが出され、全国で利用され、HTLV-1母子感染予防に大きな貢献をしてきました。しかし2017年になり、厚生労働行政推進調査事業費補助金・成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業(研究代表者:板橋 …

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第44回 相良 康子 日本赤十字社九州ブロック血液センター品質部 課長/血液事業本部中央血液研究所 参事

血液センターとHTLV-1  キャリねっと登録会員の皆さま、はじめまして。 私は、九州の血液センターでHTLV-1に関連する研究に従事しております。  ご承知のように、1977年にATLが、1980年代初めにその原因ウイルスが発見されました。血液を介して人から人に感染することや、このウイルスの感染を抗体検査で検出できることが次々と明らかになり、福岡の血液センターでは全国に先駆けて、1984年…

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第43回 松岡 雅雄 熊本大学生命科学研究部 血液・膠原病・感染症内科 教授

ヒトT細胞白血病ウイルス1型研究の来し方・行く末  医学部を卒業して以来、留学時を除いてHTLV-1の研究に従事してきました。入局したのが、高月先生が教授を務められていた熊本大学医学部第二内科でした。元々、患者さんを診ている中で、必要性を感じ行ってきた研究ですが、ウイルスのことを知れば知るほど、その適応力に驚かされています。その後、縁あって京都大学ウイルス研究所で、HTLV-1の研究をすることと…

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第42回 緒方 正男 大分大学医学部 腫瘍・血液内科 講師

ATL患者さんの治療を通して  私は血液内科を専門として、一般病院や大学病院で様々な血液疾患の患者さんの治療に携わってきましたが、その中には多くのATLの患者さんがおられました。特に約20年前、HTLV-1キャリアの方が多い大分県南の病院に勤務していたときには、血液内科に入院される患者さんの約半数はATLでした。一人として同じ病状や治療経過を取る方はおられず、多くの場合病状は複雑で、また様々な感…

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第41回 一戸 辰夫 広島大学原爆放射線医科学研究所 血液・腫瘍内科研究分野 教授

HTLV-1のルーツを探る  HTLV-1がどのように日本列島に伝わったのかについては、諸説があり、まだ十分には解明されていない。その原因としては、国際的にある特定の地域の居住者全体を対象としたキャリア数についての研究がほとんど行われていないことが挙げられる。このような場合に良く用いられる方法として、ウイルスがもつ遺伝子配列の特徴を解析し、それらを「分子時間」(遺伝子配列から推定されたあるウイル…

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