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コラム

次回予告

次回第117回コラムは、杏林大学 医学部 産科婦人科学教室 教授 総合周産期母子医療センター センター長 谷垣 伸治 先生です。10月上旬頃配信予定です。どうぞお楽しみに。

第22回 下田 和哉 宮崎大学内科学講座 消化器血液学分野(第2内科) 教授

ストレスフリー 「診察上も検査所見も問題ありませんよ」と結果をご説明すると、安心したような顔をされ、「では来年の予約を」と言って帰られるキャリアのかたがおられる。ほとんどの方は病気が進展していないかを心配して来院されるわけであるが、HTLV-1キャリアからATLが発症する確率は年間0.1%程度、一生涯で3~5%である。よく交通事故にあう確率と比較されるが、日本では交通事故により怪我をしたり亡くな…

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第21回 戸倉 新樹 浜松医科大学皮膚科学 教授

皮膚科医としてのキャリねっとご挨拶  みなさん、こんにちは。私は皮膚科医です。皮膚科医がキャリねっとに登場するということを不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、そもそもリンパ腫は皮膚にも多く出現します。皮膚は外界と接する臓器で、いろいろな物質に触れ、また物理的な刺激を受けるリンパ臓器の一つと言うことができます。こうした臓器にリンパ腫が起こらないはずがない、とも表現できるでしょう。…

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第20回 今泉 芳孝 長崎大学病院 血液内科 講師

ATLの治療について  皆さんこんにちは。長崎大学病院血液内科の今泉と申します。  HTLV-1に関連して発症する病気がいくつか知られていますが、血液内科では、その一つである成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)の患者さんの診療を主に担当させて頂きます。ATLの治療については、塚崎先生のコラム(第15回)にも記載されている通りですが、これまで、抗がん剤治療の強化や同種造血幹細胞移植の導入により治…

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第19回 野坂 生郷 国立国際医療研究センター臨床研究センター開発医療部 部長

臨床研究について 私は国立国際医療研究センターの野坂と申します。 昨年3月まで、熊本大学医学部附属病院血液内科にて、成人T細胞白血病(ATL)の診療、またHTLV-1キャリアの方の外来も行ってまいりました。現在、国立国際医療研究センターで、臨床研究の推進も含めた業務を行っておりますので、今回は、臨床研究について少しお話をしたいと思います。  臨床研究といいますと文字通り臨床に関わる研究のこ…

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第18回 石塚 賢治 鹿児島大学医学部・歯学部附属病院 血液・膠原病内科 教授

キャリア外来雑感  皆さまこんにちは。鹿児島大学の石塚です。  昨年10月まで福岡大学でHTLV-1キャリア外来をやっておりました。そこで感じたことを二つ書きます。  ひとつは、授乳に関することです。授乳しないことを周囲の人にどう説明したらいいか悩んでいると相談を受けることがあります。周囲の人として登場するのは、配偶者の親であったり、職場のお節介おばさんだったりします。「母乳で育てないと…

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