コラム
次回予告
次回第119回コラムは未定となります。掲載予定が決まり次第ご案内いたします。
どうぞお楽しみに。
第38回 田野崎 隆二 慶應義塾大学医学部 輸血・細胞治療センター 教授
ATLは元から絶たなきゃダメ! 私は1997年から昨年3月まで国立がん研究センター中央病院に勤務しておりましたが、そこでの思い出の半分はATL患者さんからいただいたものといっても過言ではありません。職場が変わってからはATL患者さんを診療できず少しさみしい思いをしております。18年間の思い出を記させていただきます。 がんセンター赴任後間もなく28歳の急性型ATL患者さんの血縁者間骨髄移植を…
第37回 望月 學 東京医科歯科大学 名誉教授(眼科学)
『HTLV-1ぶどう膜炎ことはじめ:古いウイルスと新しい病気』 私がヒトTリンパ球向性ウイルスⅠ型(HTLV-1)とかかわるようになったのは、東京大学から久留米大学に赴任して間もない1990年の夏のことです。宮崎県都城市の眼科病院の院長先生から、「この地方にはよく分からないぶどう膜炎(脚注)の患者さんが異常に多いので調べていただきたい」という相談を受けたのがきっかけでした。 早速、久留米大…
第36回 福島 卓也 琉球大学医学部保健学科血液免疫検査学分野 教授
沖縄県HTLV-1キャリアの現状 キャリねっとの皆さんこんにちは。琉球大学の福島と申します。私は以前長崎大学病院血液内科で成人T細胞白血病(ATL)の診療に携わってきましたが、2012年4月から琉球大学に赴任し、沖縄県のHTLV-1キャリアの分布状況、ATL発症の状況と臨床的特徴の解明を目指して調査を行っています。1980年代の調査で、沖縄県はHTLV-1キャリアの高分布地域であることは分かっ…
第35回 滝 麻衣 洛和会音羽病院 看護部 看護副部長
キャリアとして、看護職として 私がHTLV-1のキャリアであることを知ったのは、久しぶりに足を運んだ2004年の献血後の通知でした。看護職とはいえ、血液疾患に関する十分な知識を持っていなかったため、まずは聞きなれないこの単語に衝撃を覚え、何度も通知を読み返し、すぐさま単語の意味を徹底的に調べたことを今でも鮮明に記憶しています。そしてそれは、キャリアとして看護職としてHTLV-1にどのように向き…
第34回 福田 隆浩 国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科長
早めに造血幹細胞移植を準備してATLの完治を目指そう HTLV-Iキャリアの皆さんにとって、最も怖いのが成人T細胞白血病(ATL)だと思います。しかし早めに造血幹細胞移植の準備を行うことで、ATLの完治を目指すことが可能です。 急性型とリンパ腫型のATLは、最も治療が難しい血液がんです。多種類の抗がん剤を組み合わせた化学療法が標準治療とされていますが、しだいに治療が効きにくくなり、診断…