コラム
次回予告
本コラムは今回が最終回となります。これまでお読みいただき、ありがとうございました。
第35回 滝 麻衣 洛和会音羽病院 看護部 看護副部長

キャリアとして、看護職として 私がHTLV-1のキャリアであることを知ったのは、久しぶりに足を運んだ2004年の献血後の通知でした。看護職とはいえ、血液疾患に関する十分な知識を持っていなかったため、まずは聞きなれないこの単語に衝撃を覚え、何度も通知を読み返し、すぐさま単語の意味を徹底的に調べたことを今でも鮮明に記憶しています。そしてそれは、キャリアとして看護職としてHTLV-1にどのように向き…
第34回 福田 隆浩 国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科長

早めに造血幹細胞移植を準備してATLの完治を目指そう HTLV-Iキャリアの皆さんにとって、最も怖いのが成人T細胞白血病(ATL)だと思います。しかし早めに造血幹細胞移植の準備を行うことで、ATLの完治を目指すことが可能です。 急性型とリンパ腫型のATLは、最も治療が難しい血液がんです。多種類の抗がん剤を組み合わせた化学療法が標準治療とされていますが、しだいに治療が効きにくくなり、診断…
第33回 久保田 龍二 鹿児島大学・難治ウイルス病態制御研究センター・分子病理病態研究分野 教授

キャリねっとの皆様こんにちは。今回はHTLV-1感染とHTLV-1関連脊髄症(HAM:ハムと呼びます)についてお話ししたいと思います。第3回のコラムにあるように、HAMはHTLV-1感染者の約300人に1人発症して、両足がつっぱって歩きにくくなったり、トイレが近くなったり、足がしびれたりする神経の病気です。 HTLV-1感染は、①母乳による感染、②性交渉による感染、③輸血による感染が知られて…
第32回 浜口 功 国立感染症研究所 血液・安全性研究部 部長

HTLV-1感染の克服を目指して みなさん初めまして。国立感染症研究所でHTLV-1に関する研究を行っております浜口功と申します。HTLV-1感染はウイルスによる感染症で、日本で広くみられます。古い時代から日本にあったでしょうに、何故この時代に問題視されているのはなぜでしょうか?一つの説明として、日本人の平均寿命が戦後急速に伸びてきたことが関連していると思われます。明治20〜30年頃には40歳…
第31回 石田 高司 名古屋市立大学大学院医学研究科 輸血部/血液・腫瘍内科学 准教授

ポテリジオⓇ 皆さんこんにちは。名古屋市立大学の石田高司と申します。 本日は、ポテリジオⓇ について、お話しさせて頂きます。 2001年4月、医師となって6年目の春を迎えた私は、市中病院での勤務医生活に一区切りをつけ、名古屋市立大学大学院医学研究科、臨床分子内科学 (現 血液・腫瘍内科学)に入学しました。赴任間もない上田龍三教授から与えられた研究テーマは”CCR4”でした。当時 同じ…