コラム
次回予告
次回第111回コラムは、広島大学病院血液内科 特任教授 進藤 岳郎 先生です。5月初旬配信予定です。どうぞお楽しみに。
第30回 内丸 薫 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 病態医療科学分野 教授
キャリねっと 1周年 「キャリねっと」に登録してくださっている皆さん、こんにちは。キャリねっとを運営している厚生労働科学研究「HTLV-1キャリアとATL患者の実態把握、リスク評価、相談支援体制整備とATL/HTLV-1感染症克服研究事業の適正な運用に資する研究」の研究代表者をしております内丸です。今年の4月に前職の東京大学医科学研究所附属病院血液腫瘍内科から、東京大学大学院新領域創成科学研究…
第29回 金倉 譲 大阪大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科教授
「成人T細胞白血病/リンパ腫に対する新規免疫療法」 成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)は、HTLV-1ウィルスに感染している方(キャリア)に起こる血液のがんです。発症するのはキャリアの一部(1〜2%)と言われていますが、発症した場合は、抗がん剤が効きにくく治療が困難な病気です。最近、ATLLの殆どに発現しているCCR-4という細胞の表面のたんぱく質を標的とした抗体薬(ポテリジオ®)が発売さ…
第28回 水上 拓郎 国立感染症研究所 血液・安全性研究部 第4室 室長
抗HTLV-1ヒト免疫グロブリンを用いたHTLV-1感染防止を目指して ヒト T 細胞白血病ウイルス1型 (HTLV-1)は、成人T細胞白血病 (ATL)のみならず、HTLV-1 関連脊髄症(HAM)やぶどう膜炎(HU)など、様々な疾患を引き起こすウイルスです。感染ルートは、輸血・母子感染・性感染などが考えられてきましたが、輸血に関しては日本赤十字社による献血スクリーニングの導入によって、また…
第27回 高折 晃史 京都大学医学研究科 血液・腫瘍内科学 教授
「成人T細胞白血病の新規治療開発を目指して」 成人T細胞白血病(ATL)は、HTLV-1感染によって惹き起こされる予後不良の血液がんです。通常の抗癌剤治療のみでは、なかなか治すことができないのが現状です。 この病気は、HTLV-1が発見されるきっかけとなった病気ですが、その病気を発見したのが、当科の内山卓前教授(当時、当科大学院)と高月清熊本大学名誉教授(当時、当科講師)です。以来、当科で…
一部コラムの一般公開について
これまで会員限定で閲覧できたキャリねっとコラムを一部一般公開いたしました。 今回一般公開するコラムは第1回から第10回までとなります。 第1回から第10回までのコラムについてはログインしていなくても閲覧することが可能になりました。 どうぞよろしくお願いいたします。