キャリねっとHTLV-1 キャリア登録サイト

コラム

次回予告

次回第114回コラムは、聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター 病因・病態解析部門 助教 堀部 恵梨佳 先生です。「声の架け橋~HTLV-1電話相談~」(仮題)についてご執筆いただきます。8月中旬頃配信予定です。
どうぞお楽しみに。

第4回 渡邉 俊樹 東京大学大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 教授

「HTLV-1感染者登録?」  HTLV-1感染は、白血病・リンパ腫であるATL、慢性の神経疾患HAM、さらに再発性の目の炎症であるHTLV-1ぶどう膜炎など、幾つもの異なった病気の原因となっております。私たちは、広い意味での慢性ウイルス感染症として包括的に捉えて、感染の予防、疾患発症の予防として治療法の開発に向けて研究を続けてまいりました。このような視点から見直しますと、この領域では幾つもの基…

続きを読む

第3回 山野 嘉久 聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター 病因・病態解析部門 部門長/准教授

“ハム”という病気のこと HAMという病気をご存知でしょうか。 この病気はHTLV-1関連脊髄症という病気の略称で「ハム」と呼ばれています。日本におけるHAM患者は約3000人といわれていますので、おそらく、ほとんどの方がご存じないと思います。HAMはHTLV-1というウイルスが原因で起きる脊髄の病気です。脊髄とは、背骨の中を通る太い神経のことで、手足や体を動かしたり、汗をかいたり、排尿や排便…

続きを読む

第2回 内丸 薫 東京大学医科学研究所附属病院 血液腫瘍内科 准教授

「母乳をあげるということ」  私ども東大医科学研究所附属病院では毎週2回HTLV-1キャリア専門外来を開設しています。そのうち1回は初診枠で、ここを受診される方のうち多くの方は、HTLV-1キャリアとわかったことで不安に感じていることや疑問などを持っておられる方を対象として、それに対する相談窓口の様な対応をしています。医科研にキャリア外来が設置されて10年になり、これまでたくさんのHTLV-1キ…

続きを読む

第1回 内丸 薫 東京大学医科学研究所附属病院 血液腫瘍内科 准教授

「さあ、キャリねっと」  日本のHTLV-1ウイルス感染は、九州、沖縄地方に圧倒的に多いという偏った分布をしていることも一因となり、以前は国としての対策は取られておらず、地方自治体任せになっており、結果としてこれらの地域以外では政策としては特別なものは取られていませんでした。しかし、その後の厚生労働省の研究班の調査などにより、首都圏や阪神地区など、大都市圏に住む方の割合が増加してきていることが分…

続きを読む

トップへ