コラム
次回予告
次回第118回コラムは、宮崎大学医学部 感覚運動医学講座 皮膚科学分野 教授 天野 正宏 先生です。11月中旬頃配信予定です。どうぞお楽しみに。
第77回 時田 章史 クリニックばんびいに院長/東京小児科医会理事/日本小児科医会公衆衛生委員会委員
はじめまして、港区白金台「クリニックばんびいに」の院長で、小児科医の時田章史(ときたあきふみ)と申します。ばんびいにBambiniとはイタリア語で“こどもたち”の意味です。キャリねっとの運営をされています、東京大学医科学研究所の内丸薫先生の病院からは徒歩3分の距離にあります。 2014年から厚生労働省の班研究に参加させていただき、HTLV-1のキャリアーのお母様から生まれたお子様のフォローア…
第76回 八木下 尚子 聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター 講師
HAMねっとのご紹介 キャリねっとの皆さま、はじめまして。 聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センターの八木下尚子と申します。 今回は、私たちが運営するHAM(ハム)患者さんのレジストリ「HAMねっと」について皆さまにご紹介させていただきます。 HAMとは、HTLV-1キャリアの方の約300人に1人が発症する神経の病気です。全国のHAM患者さんは約3000人といわれ、非常に患者さ…
第75回 森下 和広 宮崎大学医学部機能制御学講座腫瘍生化学分野 教授
宮崎から世界へ キャリねっとの皆様はじめまして。自分は長崎県島原半島の南端で生まれました。元来血液内科でしたが、基礎医学に転じゲノム解析、白血病の原因遺伝子の単離からその診断治療法の開発を行っております。2000年に縁があり宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)に移ることができ、その後は地元長崎を含めて九州に多く、レトロウイルス感染から発症する成人T細胞白血病(ATL)の問題解決に向けて仕事を行なっ…
第74回 明里 宏文 京都大学霊長類研究所 人類進化モデル研究センター 教授
ニホンザルに自然感染するSTLV-1のはなし 皆様はじめまして、京都大学霊長類研究所の明里宏文です。今日は私たちが行っている、サルを用いたHTLV-1研究についてご紹介したいと思います。 世界的にはサルと言えば熱帯地方に生息する特別な動物をイメージされるようです。実際、欧米諸国には野生のサルは分布していません。他方、日本のように雪が降り積もる厳しい冬期がある国に、それも20万頭もの野生のニ…
第73回 大隈 和 国立感染症研究所 血液・安全性研究部 第一室長
HTLV-1感染の診断指針 皆さん、こんにちは。国立感染症研究所の大隈和と申します。献血や妊婦健診などの際に、「HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)に感染しているかどうか」はどうやって調べているのでしょうか。今回のコラムでは、最近改定された“HTLV-1感染の診断指針”に沿って、このテーマについてできるだけ分かりやすく最新の情報をまじえてお伝えしたいと思います。 HTLV-1の感染…