コラム
次回予告
次回第120回コラムは未定となります。
掲載予定が決まり次第ご案内いたします。どうぞお楽しみに。
第109回 安永 純一朗 熊本大学大学院生命科学研究部 血液・膠原病・感染症内科 教授
登録医療機関を訪ねてシリーズ:熊本大学病院でのHTLV-1キャリア対応 キャリねっとの皆様、はじめまして。熊本大学大学院生命科学研究部、血液・膠原病・感染症内科の安永純一朗と申します。今回初めてコラムを担当致しますので、自己紹介をさせて頂きます。私は熊本出身で1995年に熊本大学医学部を卒業、熊本大学医学部附属病院第二内科(現在の血液・膠原病・感染症内科)に入り、大学病院とその関連病院(球…
第108回 梅北 邦彦 宮崎大学医学部内科学講座免疫感染病態学分野 准教授
ペルー訪問で感じたHTLV-1感染症の国際的課題 【2023年6月ペルー訪問】 宮崎大学医学部は、南米ペルーに所在するカジェタノ・ヘレディア大学およびサン・マルコス大学医学部と学術協定を締結しています。私は海外交流担当教員の1人として、新型コロナウイルス感染症の収まりつつある2023年6月、同協定校およびペルー国立感染症研究所を訪問する機会をいただきました。また、私は、日本医療研究開発機構(…
第107回 納 光弘 元鹿児島大学第3内科教授、公益財団法人慈愛会 会長
HAM発見の経緯 HAMはHTLV-Ⅰ associated myelopathy の頭文字を取って1986年に私共が命名した脊髄疾患です。 HAM発見の歴史は、鹿児島大学医学部第3内科の初代井形昭弘教授が教室を創設した1971年にさかのぼります。 私も当初より第3内科の一員として参加しましたが、当時、教室をあげて行った疫学調査の結果、鹿児島に痙性脊髄麻痺が多いことと、その臨床像が特異…
第106回 下敷領 須美子 前神戸女子大学看護学部教授 助産師、看護師
HTLV-1キャリアママ(妊婦さんも胎児のママ)への支援を考える キャリねっとをご覧の皆様、初めまして。「HTLV-1母子感染予防対策マニュアル(第2版)」に研究協力者として参加させていただいた助産師の下敷領須美子と申します。 助産師は古くは「取上婆」「産婆」と呼ばれ、江戸時代からすでに職業として存在していました。名称は産婆、助産婦、助産師とかわり、働き方も地域にとけ込み自宅に駆け…
第105回 伊藤 歩 国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科 医長
アグレッシブATLを対象としたレジストリ・バイオレポジトリ研究のご紹介 キャリねっとをご覧の皆様、はじめまして。国立がん研究センター中央病院の伊藤と申します。今回は、私達が取り組んでいる「アグレッシブATLレジストリ・バイオレポジトリ研究」について、紹介させていただきます。聞き慣れない言葉かと思いますが、「レジストリ」は患者さんの診療情報を収集したデータベース、「バイオレポジトリ」は実験室で研…