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コラム

次回予告

次回第111回コラムは、広島大学病院血液内科 特任教授 進藤 岳郎 先生です。5月初旬配信予定です。どうぞお楽しみに。

第70回 進藤 岳郎 京都大学医学部附属病院 血液内科・助教

京都でのHTLV-1キャリア外来  こんにちは。京都大学医学部附属病院の血液内科で働く、進藤岳郎です。当院では現在、毎週水曜日にHTLV-1キャリアの方を対象とした外来診療を行っています。本コラムでは私がこの外来に関わるまでのいきさつを振り返りながら、我々が目指すところをご紹介したいと思います。  HTLV-1を知ったのは医学部での講義で、高月清先生を始めとした偉大な先輩方の苦闘の歴史を聞いた…

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第69回 宮﨑 泰司 長崎大学 原爆後障害医療研究所 血液内科学研究分野 教授

長崎でのHTLV-1母子感染防止事業について  1976年に高月先生らによって成人T細胞白血病 (Adult T cell leukemia, ATL)が提唱され、1982年には吉田先生らによってその原因ウイルス(HTLV-1)が同定されました。その後、疫学的検討や動物実験を通じてHTLV-1の主たる感染経路が母乳感染であることが示されましたが、当時の長崎では妊婦のHTLV-1感染率(HTLV-…

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第68回 松﨑 敏男 医療法人三州会大勝病院 脳神経内科医

HTLV-1キャリア外来からみたHTLV-1感染症の問題点  ヒトTリンパ球白血病ウイルス1型(HTLV-1)は血液中の免疫に関係するリンパ球のうちCD4というリンパ球に感染するウイルスです。白血病という名前がついていても必ずしも白血病になるわけではありません。感染があっても95%は保因者(キャリア)という状態で終わります。しかし、5%の人は感染細胞が増えることで、脊髄に慢性の炎症を起こすとHT…

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第67回 鴨居 功樹 東京医科歯科大学 眼科 講師

アボリジニのHTLV-1診療拠点を訪問して  最近、アボリジニの約半数がHTLV-1に感染していることが明らかとなり、Guardian紙やABC newsなどで報道され世界的なニュースとなりました。今回、アボリジニの診療拠点であるAlice Springs HospitalのDr. Lloyd Einsiedelに招待され、国際レトロウイルス学会理事長の渡邉俊樹先生、ATL診療の世界的第一人者の…

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第66回 長谷川 寛雄 長崎大学病院 検査部 准教授

長崎大学病院検査部の取り組み  キャリねっとの皆さまこんにちは。長崎大学病院検査部の長谷川寛雄と申します。今回は「検査」の視点からHTLV-1感染症との関わりを皆さまにお伝えできればと思います。本検査部は前教授である上平憲先生が中心となって長らくHTLV-1感染症の診断・治療に関わってきました。長崎県母子感染対策事業の検査の実働部隊の一部でもあります。  血液検査でHTLV-1の検査するために…

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