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コラム

次回予告

次回第119回コラムは未定となります。掲載予定が決まり次第ご案内いたします。
どうぞお楽しみに。

第48回 末廣 陽子 国立病院機構九州がんセンター血液内科 科長

力を合わせてATLと闘う  キャリネットの皆様、こんにちは。 私は、血液内科医としてHTLV-1感染によって発症する血液がん「ATL」の診療に携わっています。  ATLは、通常の抗がん剤治療のみでは、なかなか治すことが難しい病気です。ところが最近になって造血幹細胞移植を受けた患者さんの体内でATLの再発を抑えている免疫の力があることが分かってきました。そこで私達は、ATLの再発予防として免疫…

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第47回 田中 勇悦 琉球大学大学院医学研究科免疫学講座 教授

HTLV-Iワクチン開発の現状と護身  こんにちは。田中(ゆうえつ)と申します。琉大医学部で免疫学を担当し、課外活動では日本の武芸(躰道:たいどう)を学生と一緒にやっています。人が生きて行くには危険から身を守ること(護身)と、感染から身を守ること(免疫)が必要です。護身に欠かせない戦闘モードでは強いストレス状態のため免疫細胞が働きません。免疫が働くにはストレスの解除が必要です(後述)。  さて…

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第46回 根路銘 安仁 鹿児島大学医学部保健学科母性・小児看護学講座 教授

キャリアの方の価値観を尊重するために  私は厚生労働省研究班(板橋班)や鹿児島県HTLV-1対策協議会で母子感染対策に関わらせていただいております。そのためキャリア妊婦さんとも多く接する機会があり、栄養法の選択に際しても多くの価値観があること、その選択栄養法の実施でも多くの困難があり、克服していかれた姿を学ばせていただきました。  そのため今回の国のマニュアル改定で少し心配なことがあります。原…

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第45回 齋藤 滋 富山大学 産科婦人科 教授

HTLV-1 母子感染予防対策マニュアルの改定についてのお知らせ 2010年にHTLV-1の母子感染予防に関する厚生労働科学研究費補助金・特別研究事業(研究代表者:齋藤 滋)より、母子感染予防対策マニュアルが出され、全国で利用され、HTLV-1母子感染予防に大きな貢献をしてきました。しかし2017年になり、厚生労働行政推進調査事業費補助金・成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業(研究代表者:板橋 …

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第44回 相良 康子 日本赤十字社九州ブロック血液センター品質部 課長/血液事業本部中央血液研究所 参事

血液センターとHTLV-1  キャリねっと登録会員の皆さま、はじめまして。 私は、九州の血液センターでHTLV-1に関連する研究に従事しております。  ご承知のように、1977年にATLが、1980年代初めにその原因ウイルスが発見されました。血液を介して人から人に感染することや、このウイルスの感染を抗体検査で検出できることが次々と明らかになり、福岡の血液センターでは全国に先駆けて、1984年…

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